女優の有村架純さんの姉でタレントや女優として活躍する有村藍里さん。
かつては口元のコンプレックスに悩み、人前で素直に笑うことすら難しかった有村藍里さんがが、大きな決断を下したことはご存じでしょうか。
今回は有村さんが自ら公表した美容整形手術とその後の経過について、詳しく掘り下げていきます。
有村藍里さんがどんな思いで手術に臨んだか?
またその後の経過と活動についていろいろわかりましたので最後まで御覧ください。
有村藍里さんはどんな人?

有村藍里さんは、女優の有村架純さんのお姉さんです。
有村藍里さんは高校生の時に芸能活動を始めました。芸能事務所も自分で探し、撮影がある時も一人で電車に乗って通っていたそうです。
芸能活動初期の芸名は新井ゆうこでした。
初期の活動はティーン誌の読者モデルやポートレートモデルをしていたそうです。
その後、グラビアアイドルやテレビ出演、アパレルブランドやコスメブランドを展開するなど多方面で活動しています。
有村藍里さんはなぜ整形手術をうけたのか?

有村藍里さんが整形手術を受ける決断をしたのは長年抱えていた「口元の突出感」や「ガミースマイル」という根深いコンプレックスにありました。
ガミースマイルとは、笑った時に通常よりも多く口元から歯茎が見えている状態を指します。
芸能界で活動する中で、彼女は自身の容姿に対するコンプレックスが強くなっていったようです。
その事を意識するようになってからは人前で笑うことへの恐怖心へと繋がり、有村藍里さん自身を深く悩ませました。
この状態は個人によって印象が違い、コンプレックスに感じる方もいますが、「可愛い」「無邪気」といったチャームポイントとして捉えられることもあります。
有村藍里さんの場合は人前で笑うことに恐怖を感じる位の悩みになっていて、このまま年を重ねることに不安を抱いていました。
そして有村藍里さんは自ら変わる為に整形手術を決意したようです。
有村藍里さんの受けた整形手術は何?

有村藍里さんは自らのブログやSNSを通じて、ありのままの自分を発信し続けました。
そして2019年、長年のコンプレックスを解消するため、大きな決断を下すことになります。
それは、顎の骨を削る輪郭矯正(骨切り)手術でした。
有村さんの手術は、顎の骨を切断・移動させる大がかりなものでした。ルフォー1型骨切り術、BSSO、オトガイ形成といった複数の手術を組み合わせ、約6時間にも及ぶ手術でした。
ルフォー1型骨切り術
手術の場所と方法:
お口の中を切開して(外から見える傷はほとんど残りません)、鼻のすぐ下の高さで、上あごの骨を歯の生えている部分ごと水平に切ります。
これにより、上あご全体が、周りの顔の骨から切り離されて「自由に動かせる」状態になります。
- 目的と効果:
- この動かせるようになった上あごを、前に出す、後ろに下げる、上に上げる(短くする)、下に下げる、回転させるなど、立体的に最適な位置に移動させます。
- 主に以下のようなお悩みを改善するのに使われます。
- かみ合わせ(咬合)のズレ:受け口(下顎前突)や出っ歯(上顎前突)などの治療。
- 中顔面(目の下から唇の上までの顔の中心部分)の長さ:顔が長く見えるのを短縮する。
- ガミースマイル:笑ったときに歯ぐきが過剰に見えるのを改善する。
- 顔のバランス・非対称性:顔全体の見た目を整える。
- 骨の固定:
- 新しい位置に移動させた上あごは、チタン製の小さなプレートとネジでしっかりと固定されます。
- 多くの場合、下あごの手術(下顎枝矢状分割術:SSROなど)と同時に行われ、上下のあごを同時に動かして、見た目と機能(かみ合わせ)の両方を改善することが一般的です。
BSSO手術
BSSO(下顎枝矢状分割術)手術は、下あご全体の位置や形を整えるための、最も一般的で効果的な手術方法です。
| 項目 | 説明(イメージ) |
| 名前 | BSSO(下顎枝矢状分割術) SSROとも呼ばれます。 |
| 場所 | 下あごの骨全体。 |
| 目的 | 1. かみ合わせ(咬合)を治す。 2. 顔の輪郭やバランスを整える。 |
| どんな人に | 主に受け口(しゃくれ)、下あごが極端に引っ込んでいる人、顔の左右の歪みがある人。 |
| 手術内容 | 1. 口の中だけを切開する(顔に傷は残りません)。 2. 下あごの骨を、奥歯のあたりでタテにスライス(分割)する。 3. 歯のついた部分を、前に出したり、後ろに下げたり、正しい位置に移動させる。 4. 移動した骨をチタンのプレートとネジでしっかり固定する。 |
| 特徴 | 骨の接触面が広いため、骨がくっつきやすく、術後の安定性が高い。 |
| 注意点 | 骨の中にある下唇の感覚をつかさどる神経の近くを操作するため、術後に一時的に下唇にしびれが出ることがある。 |
このBSSO手術は、上あごのルフォー1型骨切術と同時に行われることが多く、その場合は「両顎手術」と呼ばれ、顔全体のバランスを大きく改善することが可能です。
オトガイ形成術
「オトガイ形成」は、あごの先端(オトガイ)の形や位置を整えるための手術です。
「ルフォー1型骨切術」や「BSSO」が上あご・下あご全体の噛み合わせを動かすのに対し、オトガイ形成は噛み合わせにはほとんど影響を与えず、主に顔の輪郭や横顔の美しさを改善することに特化しています。
| 項目 | 説明(一言で) |
| 場所 | あごの先端(オトガイ)の骨 |
| 目的 | 顔の輪郭と横顔の美しさ(Eライン)の改善 |
| 手術内容 | 口の中を切開し、あご先の骨をカットして移動・固定する |
| 調整できること | 1. 長さを短くする(面長の改善) 2. 前に出す(引っ込んでいるあごの改善) 3. 後ろに下げる(出すぎているあごの改善) 4. 幅を細くする(Vライン形成) |
| 特徴 | 噛み合わせを変えずに、あご先だけの見た目を調整できる |
| 傷跡 | すべて口の中で行うため、外から見える傷は残らない |
オトガイ形成術は、単独で行われることもありますが、ルフォー1型やBSSOといった大きな顎の骨切り手術と同時に行われることも多いです。

手術直後から数ヶ月は、激しい腫れや痛みが続いたそうです。
食事の制限もかなりあり、柔らかい物を食べれれるようになったのは一か月近くなってからだったと振り返っています。
有村藍里さんの整形手術後の経過

この整形手術により長年のコンプレックスだった口元の突出が改善され、輪郭が整いました。
手術前後の写真比較では、「垢抜け」た、「可愛いから美しいに進化」したといった反響があり、顔全体の印象が大きく変わったことがうかがえます。

この角度からだと顎のラインがシャープになり、口元の突出感がなくなっているのがわかります。
この手術によって、表情が明るくなったと周囲から評価され、これまで避けていた口紅を塗ることや、自撮り写真での加工も不要になりました。
有村藍里さん自身も「やっぱり顔より心の方が変わったと思う」と語っており、コンプレックスが解消されたことで、笑顔が増えた、表情が明るくなった、ネガティブ思考が減ったなど、精神面でも大きな変化があったようです。
特に「歯を見せて笑うのが苦手だったが、何も気にせず笑顔を作れるようになった」という点も挙げられています。
もちろん、手術はリスクを伴うものでした。術後6年が経過した現在も、顔の半分の感覚が鈍いといった後遺症は残っています。しかし、彼女は「後悔は一度もない」と断言しています。

有村藍里さんの術後の活躍
有村藍里さんは、この整形手術の全てをドキュメンタリー番組(ザノンフィクション)で公開しています。また、その後もバラエティー番組などに出演して、番組内で手術費用や手術に至るまでの葛藤なども語っています。
また、フォトエッセイ集(1ミリでも可愛くなりたい)で、整形前のコンプレックスや整形を決意するまでの思いを綴っています。
プロデュースの仕事も行っており、2021年にアパレルブランド「rose bleue」、2022年にコスメライン「CLARUM」、2025年にフレグランスブランド「aisle」をプロデュースしています。
まとめ

有村藍里さんには長年抱えていた「口元の突出感」や「ガミースマイル」という根深いコンプレックスにありました。
有村藍里さんの場合は人前で笑うことに恐怖を感じる位の悩みになっていて、このまま年を重ねることに不安を抱いていました。
2019年、長年のコンプレックスを解消するため、顎の骨を削る輪郭矯正(骨切り)手術をうけました。
有村藍里さんは手術によって「顔より心の方が変わったと思う」と語っており、コンプレックスが解消されたことで、笑顔が増えた、表情が明るくなった、ネガティブ思考が減ったなど、精神面の変化があったようです。
有村藍里さんは自分の美容整形手術に関してコンプレックスを克服するために行ったことなので、隠す必要はないと考え、公表しています。ただ、決して美容整形を勧めている訳ではありません。
「美容整形をするかしないか、決めるのは自分自身だと思っています」と、個人の選択であることを強調しています。
有村藍里さんの美容整形は、単なる容姿の変化にとどまらず、彼女の生き方そのものに大きな影響を与えました。
コンプレックスに真正面から向き合い、勇気を出して一歩踏み出したことで、彼女は外見の美しさだけでなく、心からの自信と明るい笑顔を手に入れました。
自分自身の選択で新たな人生を送っている有村藍里さん。内面も含めて美しくなった有村藍里さんをこれからも応援していきたいですね!
ご覧いただきありがとうございました!

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